ベルギー軍 ブラッシュカモパンツを買いました。 古着レビューvo.1

ヴィンテージ

先日、メルカリにていくつか服を売ったので、数年ほどずっと欲しいと思っていたベルギー軍ブラッシュカモパンツを購入しました。

古着界隈で高い評価を受けているパンツですが、評判通りかなり良いアイテムだったのでご紹介します。

この記事の内容
  • ベルギー軍ブラッシュカモパンツとは
  • パンツの特徴
  • 価格帯やおすすめ購入先

ベルギー軍ブラッシュカモパンツとは

このパンツはベルギー軍ブラッシュカモストロークオーバーパンツと呼ばれている1950年代にベルギー軍で使用されていた軍パンです。

ブラッシュストロークとはアート用語で勢いのある筆の動きという意味があります。ベルギー軍のこのパンツは大胆な筆(ブラシ)で描かれたようなカモフラージュ柄をしていることからこのような名称で呼ばれています。

PEI
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アーティスティックでおしゃれなネーミングですね

そして、元々の用途は1950年代にベルギー軍で使用されていたものになります。

オーバーパンツとは、軍パンやアンダーウェアの上から重ね着するように作られた普通のパンツより文字通り一回り大きなパンツ。防風性や耐水性に優れたものや、戦地に合わせたかもふら柄のものが多い。

 ディティールや、デザイン、素材感など細かく見ていきます。

ブラッシュカモの詳細あれこれ

素材はコットンキャンバス地でパリッとした素材感となっています。元々野戦用なので地面を転げ回ったり、草木が少し擦れても簡単に破けなさそうな生地感です。

しかし、見た目に反して意外と生地の厚さは無く、保温性はそこまで高くないのかなといった感じです。ただ、その代わり耐水性や暴風性に優れたパリッとした質感であり、防寒性に優れているので冬でも活躍しそうです。

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冬は中にヒートテックでも着れば完璧そうです。代わりに夏履いてみたら風が通らなくて最高に暑かったです。

このパンツの一番の目玉はやはりこのカモ柄です。

軍物のアイテムで、カモフラージュ柄のものは多く存在していますが、どれも実用的で武骨な印象のものが多い中、冒頭に説明があった通りまるで筆で大胆に塗ったようなアーティスティックな柄が唯一無二であり、人気な理由の一つです。

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こんなに大きくて絵のような柄はあまり見たことありませんね

また、ウエストのドローコードや、裾のコードといったオーバーパンツならではのデザインもしっかり詰まっていますし、アシンメトリーなポケットも魅力的な一部です。

PEI
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ポケットの位置や、柄の雰囲気など製造年数によって違います。僕の持っているのは1953年製の前期型です。

前期型はポケットが前側にきますが、後期型は側面にポケットがつきます。また、ウエストの紐も太いものから細いものまで年代などによって変わっています。

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僕の持っているのは紐がきしめんくらい太くて少し使いにくいです、、、

サイズ表記は一桁の数字で記されています。大きい数字につれサイズも大きくなっていますが、縮み具合や状態、年代によってばらつきがあるので実寸を参考にするのが安全です。

PEI
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とはいえオーバーパンツなので全部でかいです!

細かなディティールを見ていきます。

軍パンということから実戦向きでタフなディティールが多く詰まっています。

まずは股部分の当て布です。摩擦の起こりやすい部分はしっかりと補強され、激しい戦いや動きに対応できるようになっています。

次に裾のドローコードです。こんなに極太のパンツでも足元が動きやすいようにドローコードで絞れるようになっています。

そしてタグです。製造年数やサイズ表記など必要な情報のみ端的に記載されています。

PEI
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ファッション用途のものではないのでシンプルなタグですが、これがまたいいですね。

着用感、シルエットは

実際の着用感を見ていきます。

*身長182cm体重62kgの私PEIがサイズ表記5のパンツを履いてみました。

ストンと落ちた極太のストレートシルエットになります。ウエストも同様に太めなのでぎゅっと絞って道着のような雰囲気が出ます。

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この部分がかっこいいですね。タックインしてこのデザインを活かした服装を着たいです。

横から見るとこのような具合。平置きや、前からの写真と比べると少しだけシュッとしている印象です。

後ろから見ても存在感のあるシルエット。コーディネートの主役に間違いなくなります

ちなみに裾のドローコードを絞ってみました。

PEI
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裾を絞るのはどうかなと思ってましたがすっきりとして意外と良いですね。

全体的にはオーバーパンツということでウエストから裾まで全体的にゆとりがある着用感なのでストレスはありません。

強いて言うなら太すぎるがゆえに動くと内側が擦れるのでカサッカサッと音がしますが、大きな問題ではないかと思います。

価格は?どこで買える?

2023年夏現在ですが、相場は33000〜40000円くらいになります。

人気のアイテムかつ元々の製造数がそこまで多くないことから少し高めのアイテムといった感じです。

「ベルギー軍ブラッシュカモ」とGoogleで検索してみると、古着屋のオンラインショップで2万円台でSOLDOUTになっているものがいくつか見受けられたので、近年で価格が高騰していることが伺えます。

PEI
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正直高いですが、値段に対するクオリティや希少性を考えると妥当な値段かなと思います。

おすすめの古着屋は

そこそこ希少性のあるパンツなので、取り扱っている古着屋は少なく、また取扱数も少ないものにはなりますが、置いている可能性が高いオススメな古着屋を3つ紹介します。

1.Safari 5号店、吉祥寺店 (高円寺、吉祥寺)

safarionline powered by BASE
現在、VINTAGE、IMPORTBRANDの買取・委託販売専門ショップとしてジャンルごとに別れた6店舗がございます。SAFARIでは委託買取専門店ならではの、コレクターやお客様からのスペシャルなアイテムを多数取り扱っております。そのときにしかないアイテムとの出会いをお楽しみください。また、公式オンラインショップでは、...

こちらは、高円寺を中心に都内6店舗展開しているヴィンテージショップです。店舗ごとにジャンルが異なるのですが、ユーロヴィンテージを取り扱う高円寺5号店と、ヴィンテージとアウトドアを取り扱う吉祥寺店で以前見かけたので置いてある可能性は高いかと思います。

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2.militaria (高円寺)

militaria & encore powered by BASE
古いワークウェアや最新のモダンミリタリーウェアまで、幅広く取り扱うお店です。ヨーロッパ中を旅して、良いと思ったお品を集めています。東京の高円寺に実店舗があります。encore 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3丁目56−1−110militaria 〒166-0003 東京都杉並区57 高円寺南3丁目57−3...

こちらも高円寺にあるユーロヴィンテージを主に取り扱う古着屋です。とにかく状態が良いです。ほんとに古着かと疑うような状態のものを取り揃えています。

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3.KIT VINTAGE (表参道)

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以前militaria で働いていた方が5月に始めた表参道の古着屋です。僕はこちらで購入させていただきました。一度洗濯、乾燥済みで縮みの心配も無いとのことで安心して購入できました。

紹介した3つの店舗はどちらも35000円前後の価格帯で、状態の良いものが置かれています。その他にもヨーロッパアイテムを中心に多く取り扱っていますので、行ってみてぜひ色々なアイテムを見てみてください。

PEIのプロフィール

23歳会社員
趣味は、古着。
ヴィンテージを集めるのにハマっています

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英語学習が続かない!? それ僕もです。

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